「行けない」「できない」は言いたくないんです

とみタクのTです。
さて、先日の日曜日でした。良かったです。
終始笑顔で良かったです。
統合失調症の診断があるお客様と一緒に楽しくお食事、お買物ができました。
2年のお付き合いがあります。これまでは病院送迎や外出送迎、付添も行いましたが、どの日も私の精神を破壊されるような運行でした。
車に乗っているときは、どこかの誰かと交信され、
「〇〇の家に帰っていいと言われたのでお願いします」
「今日は(自分の)結婚式なので写真を撮りに行きます」
???
でもタクシーなんです。お客様のお望みの場所へお連れしますよね。
ある場所に限りですが、その建物を自分のもの自分名義の家と言われ、普通に入室されるのです。中にいる人に「〇〇さんは居ますか?ここは私の名義なんです」と言われたこともありました。
女性です。施設に入居されている方です。80歳を過ぎてます。お身体は元気です。
もちろん彼女の家ではありません。なんとか連れ帰りました。
写真館へお連れした時は、
「〇〇さん(超有名人)との結婚式の衣装を預けてあると思うんですけど」と尋ねられたり。
もちろんそんな事実はありません。なんとか連れ帰りました。

制止ばかりしてしまうと「ほかのタクシーで行きますから!」と車を降りようとされたり、乗車拒否されたり・・・。

そんな出会いの初期段階があり、そのうちコロナが流行り、精神科の病院の先生も「ちょっと今はコロナがあるから外出は控えましょうね」と診察の度に言われていました。

先日の診察の際にDrから、「〇〇ではなく、もっと楽しめる場所に行きましょう。」など残された時を執着した場所ではなく、自分が喜べる場所へ行くようにおすすめされていました。

帰りに行きたい場所をお伺いすると「お寿司を食べに行きたい。たまにねお寿司屋さんでお寿司とビールをいただいていたんです。」と話されていました。

お身内も疎遠となり、今では後見人として弁護士さんがついておられます。後見人の承諾も得ることができ、それが日曜日に実現できました。

ビールを手に満面の笑みでした。

このご年齢でこの食欲!素晴らしいですね!

今後も月に1回の受診と楽しみのための外出を月に1回と定期でのご依頼となりました。

「今は行けない」とか「そこには行けない」など言いたくない言葉です。

だって、タクシーですから。『とみタクシー』ですから!

また。これからも。彼女の笑顔を見たいものです。

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